北国の冬に欠かせない、便利さNo.1アイテム。
世の中には、こんなものがあったらすごく便利なのに……とか、あんなことができたら最高だよ!と思えるような機械やアイテムが星の数ほどあります。以前なら、願望やSFの世界でしかなかったものが、いまは少しずつ現実のものに。さすがは21世紀。これも科学や技術の進歩のおかげですね。その視線をちょっとクルマに向けてみるとどうでしょう。鍵のいらないクルマから、最近流行のぶつからないクルマ、自動操縦してくれるクルマ、水素で走るクルマなどなど、テクノロジーの進化は止まることを知りません。その中でも割と身近な存在で、かなりの便利さが感じられるアイテムが普及しています。それがクルマから離れた場所にいても、リモコンを使ってエンジンがかけられるエンジンスターターです。
これを利用すれば、うだるほど暑い夏の日でも歯がガチガチ鳴るほど寒い日でも、全っ然平気。出発前に家からエンジンを起動させておけば、車に乗り込むときにはエアコンがばっちり効いているというわけ。これなら忙しい朝の出勤時もラクラクです。とくに冬が長い北海道なら、その利便性を体感している人が少なくないはず。今回はこのエンジンスターターについて、ちょっと触れてみましょう。
エンジンをいたわりたいのなら暖機運転は不可欠。
ひと昔前までは、寒い季節や寒冷地などでクルマを走らせる場合、必ず暖機運転を行ったものでした。それは、エンジンをかけてからアイドリングのままで少し置いて、エンジン各部が適度な温度に上がるまで待つ暖機運転が常識だったからです。いまのクルマは昔ほど暖機運転の必要がないといわれるものの、クーラント液やオイル類が温まる前にスタートするのは、エンジンにとってあまりよくありません。それは人間が運動をする前にウォーミングアップしなければ体を痛めやすいのと同じこと。クルマだって準備運動なしでいきなり全力で働かせれば、故障の原因になってしまいます。とくにエンジンが冷え切っている冬場なら、暖機運転が必要なのはいうまでもありません。エンジンスターターでエアコンをかけておけば寒い思いをしなくて済みますし、クルマに乗ったらすぐに出発できるので時間の節約にもなる、一石二鳥のアイテムなのです。
どうせ付けるのなら、双方向機能を持った商品を。
「エンジンスターターは取りつけたいんだけど、家と駐車場の距離が少しあるから……」と、迷っている方がいるかもしれません。周りの建物などが影響する場合もありますが、ある程度の距離なら電波が飛ぶので大丈夫。ほとんど問題なくエンジンがかかります。
ところで、「リモコンでエンジンスターターをセットしたはずなのに、駐車場に着いたらエンジンがかかっていなかった!」なんてことになったら、かなりガッカリ。もしかしたら半日くらいブルーになってしまうかもしれません。でもそんなことがないように、リモコンで知らせてくれるエンジンスターターがあるんです。このタイプのエンジンスターターを“双方向タイプ”といいます。逆に知らせてくれる機能がないものは“単方向タイプ”といいますが、双方向タイプであればエンジンがかかっているかどうかをちゃんと教えてくれるので、とても安心。価格的には双方向のほうが単方向よりも高いですが、便利さを考えるとやはり双方向タイプがオススメです。さて、あなたはどちらを選びますか?
もっと詳しく知りたいなら、ぜひお近くのHONDAへ。
エンジンスターターには種類がたくさんあって、例えばリモコンでドアのロック・アンロックができる商品や、車内の温度をリモコンに液晶表示してくれる商品まであります。エンジンスターターはかなり便利なアイテムである反面、多少のデメリットもあります。そのひとつが燃費の低下です。クルマに乗り込む前に何分もアイドリングしておくわけですから、その分の燃料を浪費してしまいます。さらに、あらかじめエンジンをスタートさせるので、クルマに乗り込むときに純正のキーレスエントリーが使用できなくなることもあります。商品金額も1万円前後のアフターパーツから、6万円前後のメーカー純正品までいろいろ出回っていて、なかには自分で取り付けるのがむずかしい商品もあります。もしどれを選べばいいか迷う場合や、機能を比較したいとき、あるいは取り付け方に不安がある方は、お近くのHonda Carsまで気軽にお越しください。親身にご相談に応じます♪