希望番号制度は利用していますか?
唐突ですが、誰にでも好きな数字というのがありますよね。たとえば自分にラッキーをもたらしてくれる数字や、自分の誕生日あるいは記念日などに関わる数字、ほかにはインスピレーションを感じる数字とか……。クルマのナンバーだってそう。愛車にはやっぱり、自分が好きな数字を付けて乗りたいと思うものです。以前はクルマのナンバーは選択することができませんでした。それが「希望番号制度」によって、一部地域で自由に選べるようになったのは1998年のことです。翌年からは全国で、自分が希望する数字をもらえるようになりました。(ちなみに軽自動車は2004年から)。
希望番号を申し込むことができるのは、プレートの4ケタ以下のアラビア数字のみ。地域名やひらがな部分は選ぶことができません。また、自家用もしくは事業用の登録自動車と、自家用の軽自動車のナンバープレートだけで、オートバイはその対象外です。申請できるのは、新車登録時や名義変更のとき、住所が変わるとき、あるいは破損したとき。とくにクルマを買い替えるときに、前のナンバーをそのまま引き継ぐ人が多いのでしょうね。
人気のある番号は抽選になることも。
さて、希望ナンバーには「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」の2種類があります。前者はとくに人気が高いため自家用車(事業用は対象外)に限られ、毎週1回実施するコンピュータの抽選に当選した人だけが取得できます。後者はほかで使われていない限り、抽選をしないで取得できる番号です。クルマのナンバーを管轄する(社)全国自動車標板協議会によると、日本人はとくに数字へのこだわりが強く、縁起のいい「1」「8」「7」に絡めることが多いとか。2525(ニコニコ)とか、1188(良いパパ・良い母)、1122(良い夫婦)、4649(ヨロシク)、8349(やさしく)といった語呂合わせや、ゾロ目数字、1234のような続き数字が定番人気のようです。
その申し込み方ですが、各地の「希望番号予約センター」窓口(運輸支局等や軽自動車検査協会事務所に近接して設置)に出向いて申し込む方法と、インターネットを利用して申し込む方法、さらにFAXで申し込む方法があります。ただし希望が多い人気ナンバーは抽選となり、当選しないと予約ができないのでご注意を。インターネットによる申し込みは「一般社団法人 全国自動車標板協議会」が管轄・運営するサイトからできます。ここでは希望番号の予約申し込みから交付までの流れや、インターネット申し込みに関するQ&Aなども掲載しています。気になる方や近々クルマを入れ替える予定のある方は一度、検索してみてくださいね。
※希望番号申し込みサービス:https://www.kibou-number.jp/html/GCAA0101.html
ナンバープレートに、自分だけのこだわりを。
希望ナンバーは通常のナンバープレートと異なり、受注生産になるなどの理由で料金はやや高めです。またプレートには、普通のペイント式と字光式(ナンバープレートの文字が自ら発行しているタイプ)の2種類があります。地域によって微妙な価格差はあるものの、どちらを選んでも4,000円~5,500円前後が相場です。日数は4日~1週間くらいみておけばいいでしょう。
また、希望ナンバープレートとは別に、背景に図柄がデザインされた「図柄入りナンバープレート」というのがあります。これは2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップを記念して発行されるナンバープレートのこと。交付は2017年4月から始まっています。この図柄ナンバーを取得する方法は希望番号申し込みとほぼ同様で、人気のある番号は抽選対象となります。また、ナンバープレート代とは別に寄付金を付けることで、さらに付加価値のあるナンバーを選択することができます。詳しくは図柄ナンバー申し込みサービスのサイトをご覧ください。
このように、クルマのナンバープレートも少しずつではありますが、自分の個性を発揮できるアイテムになってきました。あなたもぜひ、愛車に自分だけのこだわりの数字と図柄が入ったナンバープレートを検討してみてはいかがでしょうか。
※図柄ナンバー申し込みサービス:https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html