2016.08.22
クルマのメインテナンス

突然のオーバーヒート

ところでオーバーヒートって何者?

最近はあまり聞かなくなりましたが、それでも夏場はオーバーヒートを起こしやすいシーズン。そこで今回はオーバーヒートが起きる仕組みと原因、予防法などを紹介します。でも、車の仕組みがさっぱりわからない人やメカに関心のない人にとっては「オーバーヒートって誰?それとも食べ物?」という感じでしょうか。ノンノン。実はこれ、冷却水の温度が上がり過ぎてしまって、エンジンが正常に働かなくなった現象を指すのです。

車のエンジンはものすごい勢いで回転し、エネルギーを生み出しています。通常、エンジン温度が上がり過ぎるのを冷却システムが防ぎますが、これが異常を起こすとオーバーヒートとなるわけです。もし、冷却水の蒸気が沸騰してラジエーターキャップから噴き出したとき、そのまま走り続けるのは危険です。それが高速道路だったりしたら、大変なことに。仮にオーバーヒートが原因でエンジンが故障すると、最悪、エンジンをまるごと取り替えなければなりません。そうなったらもっと大変。ですからこの機会に、オーバーヒートのことを正しく理解しておきましょう。

まずは日頃の点検が大事ってこと。

エンジンがオーバーヒートを起こす主な原因は 2 つ考えられます。ひとつは冷却水の不足や冷却システムの不具合です。冷却水の量がちゃんとキープされているかどうかは、リザーバータンクの水量で判断します。水量がリザーバータンク側面の FULL と LOW の間にあれば OK。もし水量が大幅に減少していると、ホースやキャップの劣化といった症状が考えられます。日頃の定期点検が大事なのですが、「そんなこと言われても、どこを点検すればいいの?」と思ったあなた。ちょっとエンジンルームをのぞいてみてください。ラジエーターのキャップとつながっているゴムホースの先に、少し大きめな半透明のプラスチック容器が見えるでしょう?それが冷却水の入ったリザーバータンクです。タンクのキャップ上部に「冷却水」とか「COOLTANK」と表記されているのでわかると思います。

エンジンがオーバーヒートを起こすもうひとつの原因は、エンジンオイルなど「潤滑システム」の不具合です。オイルはエンジンにとって人間の血液のようなもの。これが汚れているとエンジンがスムーズに回転してくれません。エンジンオイルも古くなると劣化しますから、オーバーヒートを起こす前に自分でチェックするか、ガソリンスタンドなどで点検してもらうクセをつけたいですね。

オーバーヒートが起きても慌てないで。

走行中、クルマがオーバーヒートを起こすと以下のような症状が現れます。


1. 運転席メーターパネルの水温計が H の近くまで上昇している
2. アクセルを踏んでもスピードが出ない
3. エンジンから、キリキリ・カラカラといった異音が聞こえる
4. エンジンのあたりが焦げ臭いなど。

これらの症状が出ているのにそのまま走行を続けると、ボンネットから白い煙がモクモク出てきて、身の危険を感じるかも。そうなってしまってはせっかくのドライブデートも台無しです。ですから走行中に何か違和感をあっても慌てず、すぐに安全なところに停車して原因を確かめること。少し待てば水温が下がることもあります。水温が下がらないようならエンジンを切ってからボンネットを開け、リザーバータンクの水量をチェックしましょう。水量が明らかに足りないなら、応急処置として水を入れても大丈夫です。でも、冷却水がなぜ減ってしまったのか原因がわからなければ心配ですね。それを突き止めるためにも、なるべく早めに整備工場などに相談することをおすすめします。

いずれにしても、オーバーヒートは定期点検で防ぐことができる症状です。また急激に破損する故障というより、じわじわと症状が悪化するというタイプの故障です。とくに夏に長距離を走る予定などがあれば、走行前に必ずチェックして快適なドライブをお楽しみください。

心配という方は、当店やHondaCars札幌中央の各販売店までどうぞ気軽にご相談ください。

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