さあ、冬が近づいてきましたよ。準備はOK?
各地から初雪の便りが届き、山の木々があざやかな赤やオレンジから純白へと移り変わる季節。ストーブやお鍋が恋しくなるシーズンでもあります。それにTVの天気予報では、根雪になる時期は○○日頃ですとか、最低気温が氷点下になりましたなんて、知りたくもないのに教えてくれます。すると「とうとう来ちゃったかあ、ウチも急いで冬の準備をしなくちゃ」という気分になるから不思議。「ところで、セーターとコートってどこにしまってたっけ?」とか「やっぱりモモヒキは必要だよな」、「ストーブの点検もしておこう」「家の寒さ対策もしておきたいし……」などなど、忙しいやらソワソワするやらで、この時期は慌ただしいですね。そしてもうひとつ。クルマを所有しているオーナーには、大事な準備が残っていました。そう。冬用タイヤへの履き替えです。雪も一度降ったら、そのまま根雪になって春まで残ってくれればまだ諦めもつくのに、そうはいきません。一ヶ月くらいは降ったり溶けたりを繰り返すので、タイヤ交換のタイミングがとてもむずかしい。履き替えが早すぎると乾いた路面でスタッドレスタイヤが摩耗しちゃうし、遅すぎると雪で滑ってどうにも動けなくなってしまいます。だからこの時期は、タイヤ交換のスケジュールと天気予報をにらめっこするのが、道民ならではの悩みどころともいえます。
タイヤは交換時期の見極めが大切!
さてタイヤの交換時期は人それぞれなので省き、ここでは、これから履き替えるスタッドレスタイヤの寿命と劣化について触れていきましょう。基本的にスタッドレスタイヤは氷点下でも性能を発揮できるよう、夏タイヤよりも柔らかく作られています。でも、タイヤのゴムは経年劣化で硬くなってしまうため、グリップ力は急速に衰えます。これは輪ゴムと同じ理屈と考えてください。使いはじめは弾力があっても、年数とともにだんだん硬くなって伸びが悪くなるのです。さてあなたが、前シーズンまで履いていたスタッドレスタイヤを今回もまた履こうと思うなら、そのタイヤがそのままで大丈夫かどうかきっと気になることでしょう。そこで次にタイヤのチェックするときのポイントをいくつかご紹介します。
タイヤをチェックするときのポイントは?
そもそもスタッドレスタイヤは走行距離や使用年数、ドライバーの走り方やクセなどによって耐用年数が違ってきます。適性交換時期の目安は4年前後なので、はじめにタイヤの製造年をチェックしましょう。数字はタイヤの横に、4桁から6桁で刻印されているのですぐにわかります。下2桁が製造年、その2つ前の数字が製造年週です。たとえば1214と刻印されてあったら、そのタイヤは2014年の12週目、つまり3月前半に製造されたことがわかります。またタイヤサイドのひび割れや亀裂も調べてみましょう。たとえ4年経っていなくても保管状態が悪ければ、ひび割れることがあるのでご注意を。
最後に残り溝の深さをチェックします。新品時はおよそ10㎜程度で、これが半分くらいまで減っていたら、交換を検討すべき時期です。溝の深さが3.2㎜以下になると急激に性能が落ちるそうなので、忘れずにチェックしてくださいね。スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて、ギザギザして溝も深いためまだ使えるかも?と思いがちです。でも冬本番になって圧雪路を走ったときに、スリップしてしまうようでは困ります。そして何より、大きな事故につながったら重大事なので、できるだけ早めに準備しましょう。
タイヤ交換は、ぜひお近くのホンダカーズへ。
さてタイヤのチェックをして、前シーズンのタイヤをそのまま履くと決めたら、あなたは自分で交換作業をしますか?それともクルマの販売店や工場ですか?あるいはカー用品店?ガソリンスタンド?もし頼むにしても急に雪が降った日とか、降りそうな週末などはひどく混むので何時間も待たされることがあります。それがイヤならたとえば今、軽やコンパクトカーに乗っているオーナーさんであれば、まだタイヤが小さなサイズなので、自分で交換することは可能です。やろうと思えば女性でもそれほど苦労はしないでしょう。とくに最近はあまり力が要らない油圧式ジャッキがありますから、作業も楽ちんです。でも、最近流行りのミニバンやワンボックス、SUVやステーションワゴンなら、タイヤ交換はむずかしいですね。そんなときはぜひ、お近くのホンダカーズにお立ち寄りください。タイヤのことはもちろん、冬道のドライブのことやクルマに関するご相談なども気軽にお聞きしますよ。