あなたの元旦はどうやって過ごすタイプ?
みなさんはもう、年末年始の予定は決まりましたか。もしかしたら長い休みを利用して、海外で南国リゾートしちゃう人も多いでしょうか。寒い日本のことは一時忘れて、バカンスを思いっきり楽しんできてくださいね。(決して海外リゾートに行けないヒガミじゃないですからね。ホントホント)
さて一方で、お正月を自宅や故郷で過ごすみなさんだって、きっと多いはず。幸い日本には、古式ゆかしい和の伝統をしっかり引き継いできた、お正月という一大イベントがあります。普段はバレンタインだ、ハローウィンだ、クリスマスだと、由来すらよくわかっていない「ヒャッホーな海外発祥のイベント」にうつつをぬかしたとしても、お正月だけは特別。髪を結い、着慣れない着物を着て初詣に出かけ、今年1年間の幸運や無病息災、家内安全などを真剣に願う、ちゃっかりした日本人がほとんど。神社ではありがたく、縁起物やお札を授かるとか、絵馬に願を掛け、おみくじなどを引くのが、一般的な元旦の過ごし方だと思います。
でもみなさんの中には「正月?それなら初日の出を見なきゃあ、年が改まった気がしねぇや」とおっしゃる、江戸っ子気質の人や、「どんなに遠くても、毎年の恒例だから必ず家族で行くんだわ」という、生真面目な人たちも結構多いですね。そこで今回は初日の出がバッチリきれいに見えるおすすめスポットについて触れてみましょう。
出かけるときは事前準備をしっかりね
北海道に限った話で申し訳ないですが、四方を海に囲まれた本道は、海岸線や山頂、展望台など見晴らしのよいスポットがあちこちに点在しています。なかでも道東の端っこ、根室の納沙布岬は北海道でいちばん早く初日の出が拝めることから、毎年大勢の見物客でにぎわいます。ほかにも日本最北端の宗谷岬、室蘭市の地球岬、襟裳岬、阿寒の美幌峠、函館山展望台、函館五稜郭タワーあたりが不動の人気スポットです。「いや、それちょっと遠いわ」という方なら、札幌から近い小樽の祝津海岸や天狗山山頂があります。それに札幌市内であれば、藻岩山やJRタワー展望台あたりがきれに見えますよ。
道内の初日の出はおよそ午前7時前後。ただしそれぞれの場所によっても若干異なりますし、クルマで行くなら駐車場の有無なんかも気になりますね。そもそも冬道は天候や降雪状態でどう変化するかわかりません。行く前にしっかり情報を集めて、天気予報とにらめっこしながら、初日の出を楽しんできてくださいね。
輝かしい未来を初日の出に託して
すぐ近場まで公共交通機関で出かける人はいいとして、ちょっと遠くまで何時間もかけてクルマを走らせるとなれば話は別。いうまでもありませんが、これでもかというくらい重装備の防寒対策をするに越したことはありません。スキー場や冬山登山のような準備をしたほうがいいでしょう。また着るものに限らず、耳が隠れるくらい深い帽子、ネックウォーマー、マフラーなども必須アイテムです。また張るカイロやマスク、ライト、予備ライト、厚手の手袋なども忘れずに備えましょう。また、目的地への行き帰りにどんなトラブルが待ちかまえていないとも限りません。埋まったときに備えてヘルパーやスコップ、牽引ロープ、毛布なども準備しておくこと。念のためにガソリンも満タンに入れておくことも忘れずに。
ところで長々と初日の出のことを書いてきました。元日がものすごい快晴で、きれいな初日の出が見られるといいですね。それとみなさんがこのコラムを目にするのが、叶うのであれば年内だったらうれしいです。どれだけの方がこれを読んでいただいているかわかりませんが、ひとりでも多くの方に輝かしい未来が待っていてくれることを、心から祈っています。