いまや大きな社会問題のひとつに
コワイですねぇ~。イヤ、ほんとにコワイ!被害に遭った人たちのニュースがしょっちゅうテレビで流れて、身近な人が被害にあったなんて話を聞いたりすると、余計にコワくなります。え、何の話かって?ほら、いま話題のあ・お・り・運・転のことですよっ。そもそもあおり運転は、前を走るクルマに必要以上に接近して、無理な幅寄せやクラクション、パッシングなどで相手に嫌がらせをする行為のことです。これが度を超すと相手を追い回して威嚇する悪質ドライバーになるため、大きな社会問題として取り上げられます。
状況によっては一発免停や罰金を科せられることも。さらに最悪の場合、あおり運転が死亡事故につながる可能性だってあるんです。なのに、あおり運転をする人はほんとうに何が楽しいんでしょうか?ねぇ。
あおり運転を避けるためには
ただ困ったことにあおり運転は年々、増加傾向にあるそうです。これからクルマを運転するときは十分な注意が必要ですが、ここでちょっと、あおり運転をされないための対策とされたときの対処法を紹介しておきましょう。
大前提として、危険なスピードで走ってくるクルマがいたときは、左側によって避難するとか、もし自分があおり運転をされている?と感じたら、できるだけ相手をせず道を譲ることが大事です。避難できる場所を見つけて少し時間を置き、やり過ごすのも有効でしょうが、それでも身の危険を感じたら警察や交番へ駆け込むことです。もし高速道路を走っている場合ならそれもできないので、110番通報するのが確実です。
あおり運転対策の最強グッズ
でもやっぱりいちばん効果的なのは、ドライブレコーダーを搭載することでしょうか。なーんだそんなこと?と思うかもしれませんが、相手は事故を起こしたくてやっているわけではないと思うのです。警察には捕まりたくないくせに、標的を見つけたら執拗に追い掛け回し、道をふさぎ、蛇行運転などを繰り返すことを楽しむ卑劣な行動をします。そのとき自己防衛に最も適しているのがドライブレコーダーなんです。
ドライブレコーダーに保存されているデータは逃げも隠れもできない絶対的な証拠になるため、スピーディーな犯人検挙につながることは間違いありません。これからドライブレコーダーの購入を考えている人は、各メーカーから、前後カメラや360度撮影できるタイプ、駐車監視機能が付いているタイプなど多くの製品が販売されています。性能や使い勝手を比較して、あなたにぴったりなモノを見つけてくださいね。
クルマは安全とマナーを乗せて走るもの
ふぅ。それにしても、ドライブレコーダーを使わなければ自分の身を守りきれないなんて、よく考えたら変な話です。でもそれが現代社会の常識になりつつあることに、ちょっぴり違和感をおぼえます。そういえば先日誰かが、テレビでこんなことを言っていました。「これからあおり運転をした人には罰則をもっと強化しなきゃならないし、今後販売される新車には、すべてドライブレコーダー装着を義務づけすべきだと思う」と。なるほど確かにそうかもしれません。
でもボクらが子どものころは「クルマは安全とマナーを乗せて走るもの」という観念というかモラルが確かにありました。だから大人のドライバーたちはみな一様に、スピードもそれほど出さなかった気がします。割り込みや遅いクルマにも寛大で、道を譲ることもしょっちゅうでした。そういう社会に戻ってくれたらいいなぁと願うばかりです。